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« 第57回ブルーリボン賞授賞式 | トップページ | 高杉晋作、参上 »

悼む人 公開

2月14日に、待ちに待った悼む人の初日を迎えました

この作品は、天童荒太氏による原作「悼む人」の映画化です


あなたは思い出す。誰に愛され、誰を愛していたか
これがこの物語のすべてです

高良健吾が演ずる坂築静人がする悼むという行為
それを理解するのはとても難しく、おそらく静人本人も
なぜそれを続けているのか、はっきりとわからないのだろうと思います
あちこちで「何をやっているの?何の意味があるの?」という質問に
「僕は病気なんです」と答えるしかないと、静人自身も答えが出せないそんな悼むという行為を
静人とともに旅をする、石田ゆり子さん演じる奈義倖世が、代弁者として見守っていきます

倖世が静人に寄り添う代弁者だとしたら、偽善者だと糾弾し抗う代弁者が
フリージャーナリストの、椎名桔平さん演じる蒔野抗太郎なのでしょう
糾弾する矛先は静人だけではなく、静人の家族、その母である大竹しのぶさん演じる坂築巡子に向かいます


そもそも静人が行う悼むとは何か
道端で水をかけられたり、扉を閉められたり、宗教なのかと人は思うのだけど
そこに修行のようなものは何もなく、ただ静人の心を鎮めるためだけに始めた行為で
その行為に掟もなければ、戒めもなく、ただ淡々と死者の生前の姿を思い浮べ
胸に刻み込むのです

蒔野に食事に連れていかれる時も、無心に食事をし、余った食べ物を持ち帰り
そこに宗教的要素は何もなく、旅をするために必要な体力をつけるための食事の風景があります
静人は働らいていた時に蓄えた貯金を切り崩しながら旅をするのだけれど
大病をしなければ10年は旅を続けられると考えていて
日頃は食べ物もパンなどで軽く済ませていて、なので蒔野から食事に連れていかれた時
遠慮もなく、食べることに対する罪悪感もなく食事ができるのだろうと思います
それはただ、悼む行為に対する糧なのでしょう


私は初日の前に博多での上映会で一度見ていたので二度目でした
初回はやはりインパクトの強い、息子を殺された沼田夫妻のシーンが印象深く
涙を誘うところを特に気持ちが入っていったのですが
二回目は、初回とは違った風景が見えてきました

それは静人の視線の動きや、井浦新さん演じる甲水朔也のセリフの間だとか
ストーリーを追った初回には見落としていたところが見えてきました
そうするとその時気が付かなかった、光の演出などに目が行くようになりました

風景が美しいのはもちろんですが、太陽と月の使い方がとても美しく
冬から春に向かう木の芽が息吹く空気が見えるようで
静人が歩くあちこちに、何かがあるようなそんな風景が見えてきます


この映画、見る人それぞれで感じるものが違っていると思います
つらい経験を思い出していやだと拒絶する人もいるだろうし
つらい経験を乗り越えるきっかけになる人もきっといて
描く風景はそれぞれで、どれが正解というものはなく
どれもがきっと正解なのだと思います

私は高良健吾のファンだからこの映画を見ました
そして原作も読みました
この作品を見て、あらためて高良健吾のファンでよかったと心から思います
出会えてよかった映画です
原作を読んだ時は気持ちが落ち込み、最後まで読み終えるか自信がなかったほど
読み続けるのがしんどい作品でした
その映画化、見るのがつらいのではと思ったのが正直な思いでした

しかし、エンディングを終えて思ったことは、映画って素晴らしいってことです
邦画の可能性をとても感じる作品でした
それに高良健吾が関わっているのをとても誇らしく思うほど、素晴らしい作品です
笑顔で悼む人という映画を見終えることができたのは
堤監督率いるスタッフとそして原作者の天童荒太さんの創造力のすばらしさに尽きるのだと思います

原作のファンの方にもぜひご覧いただきたい映画です

そして、これだけは声を大にしていいたいのですが
これから映画をご覧いただく方にお願いがあります
ぜひ、最後まで、エンドロールの最期までご覧ください
エンドロールを見ないと、この映画の良さが半分も伝わらないはずです


最後に静人の美しい姿をご覧ください


その姿に何か伝われば、ファンとしてうれしく思います


高良健吾のファンでよかったと心から思います
また映画館に行きます

映画館に静人に会いに行きます


悼む人、どうか多くの方にご覧いただけることを心から祈っています





あなたに静人の姿はどううつりましたか?




静かに
だけど、力強く
静人は旅を続けます

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高良健吾」カテゴリの記事

コメント

悼む人 完成披露試写会と初日舞台挨拶で見てきました。天童さんの原作を読んだ時、とにかく静人はそこにいてくれればそれでいいと思ってたので、ケンケンの作りあげた静人についてはもろ手を挙げて賛成です。

大竹さんの静人はあなたにどう見えましたか?の言葉に一番色々なことを感じました。


初日はバルトの舞台挨拶に行きました。途中でけんけんの提案で、ティーチングになり、中々興味深かったです。
ケンケンもお客さんの生の声を聞きたかったんだと思います。東京では中々チャンスないですから。

そして、ブルーリボン賞、本当に皆さんのおかげで、楽しいひと時を過ごすことができました、ありがとうございます。

私、このトピック書くのが難しかったです
悼む人について、何を言葉にしたらいいのか、途方にくれました
言葉にしたいのが多い反面、どう言葉にしたらいいのかわからない
といった、相反した感情でどうしようかなと。。。
別に仕事じゃないから書かなくてもいいな、書かないでいようかな
とか
だけど、やっぱり何か残しておきたくて
その時の自分の感情を残しておきたくて書いてます

静人の母の言葉で一番大きく心に響いているのが
誰かを愛して欲しいってところです
それとリンクして、愛をかわすシーンがあって
自分が残す息子が幸せであってほしいという
親の一番の思いが届くところが、あれが大好きです
思いが届くって本当に幸せです
高良健吾の静人は、すっと私の心に響きました


ブルーリボンの前日からお世話になりました
楽しかったです
またいつかお会いしましょーーね( ^ω^ )

おくればせながら。

ほんとだね。想いが届くって、ほんとにすばらしい。
それが 実際にはお互いにみえなくとも
ちゃんと届いてるならば 幸せなことだよね

静人が健吾でよかった。自信をもっていえる
そういう作品になりました。

ありがとう!!

静人がまだ旅を始める前でふさぎ込んでいた頃
前髪が七三?になっている時って、白夜行の亮司に見えて
今までの高良健吾が演じてきた人たちが
たしかにいたんだなと思える瞬間でした

いろんな役をやっていたからこそ
高良健吾が演じた静人がすばらしかったのだと思います
私も静人が高良健吾でよかったと自信をもって言えます

この映画に出会わせてくれてありがとう!

こんにちは^ ^ こちらでは、お久しぶりぶりでございます。
悼む人、今はもう何処も公開終了になっていますよね。
私は博多と大阪の舞台挨拶に、公開後の姫路で3回。
計5回観ました。不思議ですね、その時の精神状態により
全然、感じ方が違う作品でありました。
初回は作品の重さに打ちのめされながら原作と比較し、
2度目は心にすっと入り、3度目は直前に事故を見て集中出来ず、
5度目は、作品にダメ出しをしつつ。。。と。
1番印象深かったのが4度目、主人と観に行った回でした。
途中、家族からの電話で中抜けしましたが、隣で要所要所で涙する
気配を感じて、つられてなのか安心したのか素直に涙していました。
観る前は、原作未読の人を連れて行って理解できるんだろうか?と
不安に思っていたんです。でも、ちゃんと伝わっていました。
主人は母親を病気で14の時に亡くしているんです。
〜死と向き合いながらも息子を想い続ける母と、親不孝ともとれる
孤独な旅を止められない息子、どっちもせつないなぁ〜
主人の感想でした。公開当時、まったく共感出来ない、観て損した
等と批判の声が多く見られ、哀しい気持ちになっていましたが
それが感想ならば、もうしょうがない訳で。
〜それがあなたの答えならばそれでかまわない〜確か天堂さんも
仰っていましたっけ。心に響くかどうか?は、生きてきた中での
経験に左右されるのかもしれませんね。誰だって順風満帆である
時には、死はとても遠いものでしょうから。
静人は死生観の写し鏡。
例え今は何も響かなくても、いつの日にか思い出して、あぁと。
その時にまた改めて、出逢っていただきたいです。

静人がケンケンで良かった、心からそう思っています。
エンドロールの静人だけで白めし10杯はいけるぜ\(^o^)/‼︎

2番館ではありますが、下高井戸シネマで6月にやります。

この映画館、見逃した作品、少し遅れてやってくれるので、本当にいいです。ケンケン作品もほとんどフォローしてくれてます。

お近くの方は、是非。


私も4回目行こう。

>ぷくさん

ご主人、ステキな感想をありがとうです
まだ一人立ちするには早すぎる息子を残してお亡くなりになった
お母さまの気持ちを彷彿させる映画でもあったのですね
いろんな人の気持ちに寄り添える、そんな映画だと思います
なんとももったいない話で、私こちらの最終日に映画館の近くにいたのだけど
知人と一緒だったのと、時間があわなかったこともあり、涙をのんであきらめました
映画見るから帰るわーって言えばよかったっすよ

私は5回見ましたー

>meさん

そういう映画館いいですねー
私の近くにはそういうところないいです
期待しているのは、今年の菊池で上映するんじゃないかってことです
また機会があったらぜひ行きたいですヽ(´▽`)/

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