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« 土曜スタジオパーク IN 山口 を観覧してきた | トップページ | きみはいい子を追って神戸まで »

きみはいい子 福岡舞台挨拶

呉美保監督作品、きみはいい子が、無事6月27日に公開初日を迎えました
そしてなんと喜ばしいことに、モスクワ映画祭で
最優秀アジア映画賞を受賞いたしました

呉美保監督をはじめ、きみはいい子の制作に携わった方々へ
心からお祝い申し上げます
海外の方々にも見ていだだき(しかも日本公開前に)
この映画をいい映画だと思っていただけたのがとてもうれしく思います


さて、私は初日に見に行くことができ、そして翌日も幸運なことに
舞台挨拶にも参加でき、高良健吾の話を聞くことができました

きみはいい子、原作を映画化された作品なのだけれど
今回原作を事前に読むことはしませんでした
虐待がテーマだと聞いていたので、そういう話は心が折れるので
無の状態で映画に挑みました

しんどいかなって思っていましたが、見終わった後に心に残ったものは
人の優しさと繋がり、そしていつか誰かが見つける希望でした

以下映画のネタバレが含まれます、しかもかなりの長文です

----------------------------------------------------------

この物語は、新米教諭の岡野、わが子を虐待してしまう母親
少し認知症がある年老いた女性と、自閉症の子供とその母親
それぞれの物語がやさしく繋がっていきます



小学校教諭の岡野は、幸せな家庭に育ち、社会でもうまく立ち振る舞い
何の問題もなく今まで過ごしてきて、初めての問題に立ち向かうのですが
それでも、どこか他人事であったりで、いまどきの青年だという印象です
担任をしているクラスで騒動があっても、彼女の部屋へ行って慰めてもらおう
なんて思っている軽さがあります
そうそう、その彼女役の黒川さんは世之介の元カノ役の人ですね
やっぱり世之介と同じく、今回もうまくいかないようですが。。。w

児童同士のトラブル、親と学校とのかかわり方、つかめない子供の気持ち
そして、気が付いた一人の男の子の孤独と恐怖
神田さんという男の子は毎日同じ服を着ています
それもそでが長く、体に合っていないものです
給食ではおかわりをしているのが、もしかしたら普段からおなかが
すいているのかな?と思わせます

休みの雨の日に「5時まで家に帰れない」という彼の言葉を聞いて
何かを悟る岡野だけれど、実際家庭内暴力を受けているであろう場面では
身を小さくして、その場を立ち去るしかできません

自分のふがいなさや葛藤で疲れ果てた時、甥っ子に抱きしめられます
その小さい甥っ子は、岡野の膝の上によじ登ってきて、ぎゅーっと抱きしめます
最初は戸惑う岡野ですが、次第に力が抜けて甥っ子と一緒にお互いを
ぽんぽんと背中を軽く叩きます
おじいちゃんがお風呂に入るよって声かけたらあっさり膝の上から降りるのですが
その時、顔から力が抜けてとろーんとしている岡野の表情がとても良いのです
小さい子供からもらったあったかさに心から安心したのだろうと思います

「子供をかわいがれば、あの子もやさしくなって、世界が平和になるの」
と、姉が冗談で言うのだけれど、母親が子供の向ける愛情が世界平和
につながるというのは、本当にそうだと思います

だけど、母親だったら誰でもが子供にやさしくかわいがるわけではありません
そうしたくても、できない親というのも確かにいるのです

雅美は親に虐待されて成長し、そして娘に同じことをしています
娘の体に痣を作るほど暴力をふるうのですが、自分の手に残る
タバコを押し付けられたやけどを隠すのと同時に、娘の痣も隠します

小さなきっかけで、歯止めが効かないほどの暴力と大声
だけど、殴った後に激しい自己嫌悪で震えがきて、トイレにこもるほど苦しみます
そしてその苦しみを殴られた娘が心配して寄り添います

殴りたくない、かわいいと思いたい、だけど自分が殴られて育ったから
どうやってかわいがったらいいのかわからない、そんな様子が見えます
ご近所のママ友とも友好的に付き合い、自分の夫にもきっとそんな様子は
見せないのだと思います

その雅美親子にガハガハ笑いながら無遠慮に近づいてくる陽子親子
彼女もまた、子供の頃に虐待されて育ちますが、彼女はかばってくれた
近所のおばあちゃんという避難場所があり、そのおばあちゃんから
愛情を教えてもらい成長しました
そんな陽子だから、雅美の心の悲鳴に気がつき、苦しむ雅美を
そっと抱きしめて「自分のこと嫌いでしょ?」と核心に触れます

今まで外に向けて取り繕ってきたつらさを、陽子が受け止めてくれ
抱きしめるという行為で、雅美がようやく涙を出すことができます
それですべてうまくいくわけではなく、娘から慕われることに
どうしていいかわからないのだけれど、それでも虐待を止める
小さなきっかけになるのかもしれません

小学校の近くに住むおばあちゃんは、少しだけ周りからぼけたと言われます
時々日常のことがわからなくなり、悪気はないのだけど、プチトマトを
レジを通さず持って帰ろうとします
そのおばあちゃんは毎日外で掃き掃除をしているのですが
その時小学生の男の子が「こんにちは、さようなら」と声をかけます
一人暮らしのおばあちゃんにとって、それはうれしい瞬間です

こんにちは、さようならと声をかける子供は自閉症の障害があります
そのためちょっとした刺激や変化にショックを受けてパニックになります
ある時、おばあちゃんの家の前で自宅のカギをなくしてパニックになりますが
おばあちゃんがその子を家に招き入れ、お母さんが帰るまでの間
お茶を飲んだり、お手玉の中身が何だと興味を持ったり、仏様に手をあわせたり
その姿をおばあちゃんは微笑ましく眺めています

そして迎えに来たお母さんは、過剰なばかりに申し訳ありませんと謝ります
障害があるから何かご迷惑をかけませんでしたか?と
おばあちゃんは、迷惑どころかおかたずけもしてくれるし、仏様に手もあわせてくれて
とてもいい子ですよとほめるのですが、いつも誰かに謝るばかりでほめてもらった
ことはない、その男の子、ひろやのお母さん和美は、おばあちゃん、あきこの言葉に
救われるのです


桜ヶ丘小学校では甥っ子に抱きしめられたことで何かを思った岡野が
クラスの生徒たちに「家族に抱きしめられてくること」を宿題に出します
生徒たちが嫌がる中、神田は涙を浮かべながら「絶対宿題してきます」と宣言します
翌日、子供たちから抱きしめてもらった感想を聞きますが、そこは実際に
子供たちに宿題として家族に抱きしめてもらった感想を、ドキュメント的に
撮影してるらしく、子供たちの生の声がそこに映し出されています
その子供たちと会話をしている岡野役の高良健吾は、その瞬間本当の教師のように
自然と子供たちに溶け込んで、子供たちから言葉を引き出していました

あったかい空気が今まで荒れていた教室に流れるのだけれど、その場に神田はいません
岡野と神田が大好きな給食の揚げパンをもって、岡野は立ち上がります
その途中、養護学級のクラスの前を通ると、担任の大宮たちがお楽しみ会をしています
大宮は陽子の夫なのだとわかるのですが、特に作品の中でその繋がりは明言されていません
ただ、そうなんだろうなって想像できるだけです

そのお楽しみ会には、ひろやを見に母親の和美と一緒にあきこも参加しています
がやがやと無秩序のようでありながらも、それぞれが楽しんでいる中で
ひろやはとてもきれいな声で「歓喜の歌」を歌います
それは、和美が食事の準備をしている時に歌っているのを聞いて覚えたそうです
うれしそうにそう告げる和美は、ひろやの子育てに自信がついてきたように感じます

お楽しみ会が終わって廊下に出ているひろやにあきこが「幸せよ」と言います
ひろやは「ご飯を食べてお風呂に入って、寝る時にお母さんにお休みと言ってもらうのが幸せ」
そういいます
微笑みながら窓の外を眺めるあきこが「今年も桜がきれい」と言います
和美は一瞬驚きますが、ひろやと一緒に桜が咲いていない窓の外を眺めます
その表情はとてもやわらかです
痛みを知っているからこそ、見える桜の風景がそこにあるのかもしれません
おやすみと言ってもらえることで幸せを感じる純真なひろやにも
その桜が見えたのかもしれません


その会場を後に校庭に出た岡野は、校舎の時計が五時を指しているのを見ます
いつも五時になるのを待っていた神田の気持ちを思ってなのか、岡野は走り出します
一心不乱に街中をかけて、汗だくになりながら走ります
その岡野のそばに、桜の花びらが一枚、二枚と降り注ぎます
瞬く間に町中を桜で埋め尽くします

その桜の花びらは、ひろや親子に差し出したあきこの手のひらのようで
雅美親子に陽子が差し出した手のひらのようで
神田へこれから差し出す岡野の手のひらのように

一枚、一枚と広がっていく、優しさの花びらのように感じました


息を乱しながら必死にたどり着いた神田の部屋の前で
どうにか息を整えて、小さくドアをたたきます
そしてもう一度大きくドアをたたいたところで、この映画は終わりました

このエンディングのすばらしさは、やはり見てみないと伝わらないと思います

映画の全体を通して言えることは、希望はきっとそばにいるのだということです
残酷な虐待や、社会の弱者のお年寄りや障害者、ひとり親世帯など
どこにそんなものがあるのだろうと、見えない希望を待つことが偽善だと
そう思ってしまう世の中で、誰かを抱きしめる、抱きしめてもらえることが
どれだけの安心感を得られるのかを、伝えているのだと思います

ただ抱きしめる
それが世界を幸せにする
偽善だというのならそれで終わるけれど
そうではないよねって、思える世の中であって欲しいです



映画の感想というより、あらすじをずらずらと書いてしまいましたが
虐待や学級崩壊といったテーマで後ずさりする人にも、ぜひみてほしい映画です
見終えたら、心になにかあったかいものが残るような、そんな映画です
なので、あえて「それだけじゃないよ」と思い、あらすじもどきを書きました

そして、呉美保監督をはじめ、出演者のすべての方々が素晴らしく
どのシーンも引き込まれます
高良健吾の軟弱そうな青年教師や
尾野真千子さんの虐待に苦しむ母親の表情や
池脇千鶴さんの、抱きしめるあったかさ
喜多道枝さんは、なんとフランダースの犬のネロ役の方なのですね!
あのおばあちゃんの心の穏やかなあったかさと、いまだ戦争に苦しむ姿
富田靖子さんの涙は心を揺さぶりました

そしてそしてなんといっても素晴らしいのが、子役の三人!
自閉症の難役を演じきった、加部亜門くん、素晴らしい歌声です
虐待される娘の三宅希空ちゃん、本当におびえているようで胸が痛みました
もう一人の愛をしらない虐待される浅川蓮くん、優しさがあふれる演技でした

素晴らしい作品に集った彼らの演技をぜひご覧いただきたいです

さて、舞台挨拶ですが

初日の翌日に福岡で舞台挨拶を高良健吾がしてくれました
午前中は姪浜で仕事があったとか
福岡ローカルの番組、ナイトシャッフルのようですね(見なきゃ!)

映画上映後なので、映画どうでしたか?と聞いてくれました
そりゃもう、会場にいる全員の首がうんうん!って揺れているのが
見える気がするほど、会場の熱気が高まってますw

モスクワ映画祭の受賞について、励みになりますって言ってました
地元凱旋はどうですか?との質問に、知り合いがいるかも?って緊張しますとのこと
それと九州人には親近感を感じるので、感想がきになりますですって

子供たちとの撮影はどうですか?との質問に、子供と勝負しなくていいし
ベテランに囲まれて仕事するより子供との仕事の方がいいだとか
ベテランだらけだと、まとめられないですよって言ってました
確かに。。。w

子供たちに抱きしめられるという宿題は、ドキュメンタリーのような
決められていない流れは、ある程度決めてはいても、その通りにはならないので
刺激的で自分は面白かったとか言っていました

家族をハグして来てって言われた高良健吾への宿題はやってきたそうです
いとこと、お母さんをハグして、お父さんは照れてやってくれなかったとか
仲間とはしょっちゅうハグはするそうです、ハグハグみたいなポーズ付きでしたw

おすすめのシーンってありますか?との質問に
子供をやさしくすると世界平和になるって言葉は、きれいごとにもなるし
だけど、あれはホントの言葉だと思う、そういったことを言ってました

ラストのドアをノックする、その先はどう思いますか?について
見る人の気持ちでいいと言っていた、、、ように思います<記憶曖昧です

そういったところで舞台挨拶は終わりました

ところが、その後にサプライズがありまして!
映画の宣伝をみんなでしてくださいってことで
撮影の許可が出ました!
高良健吾がツイッターやブログなど、SNSでどんどん宣伝してくださいとのことで
タグとかつけてたくさんあげてくださいとのことです

なので、あげますよーーー!
写真付きで、すでにツイッターではあげてますが、ブログにもあげます
えぇ、どにかくあげられるものすべてで「きみはいい子」であげてますよ
これがラストで、長々と宣伝してます!
自称、いい子宣伝隊員一般人ですw

突然の撮影許可で、ブルブル震えながらシャッターを押しましたよw

みんなでいい子!
みんなで応援!
みんなで映画館に行くよ!
いい子だから行くよ!

司会者の方がおっしゃっていました
「宣伝は私たちに任せとけ!」とのカッコいいセリフで舞台挨拶は終わりました

きみはいい子
素晴らしい作品です
ぜひ、映画館に足を運んでください

人はやさしくて、そして強いなって思える作品です

きみはいい子
絶賛応援です

何度でも映画館に行くよ!ホントだよ!


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きみはいい子

映画館に足を運んでください

ステキな映画です

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高良健吾」カテゴリの記事

コメント

yukoさん素敵なレポありがとうございます。

私は、川崎の舞台挨拶の回で2回目を堪能してきました。個人的には本当に好きな映画です。子育てもずいぶん前に終わったし、でも昔を思い出して思うところはイロイロありました。

ハグで全てが解決するとは思わないけど、こどもが小学生になるまでは、困った時は、それでなんとかしてたような気がします。今でもそれは不思議な感覚です。


でも、一番感じたのは、ケンケンの一歩を踏み出そうとするシーンでした。人によってはどってことない1歩かもしれない。だけど踏み出せない人間にとっては、まるであの走っているシーンが助走のように感じたよ。大好きなラストシーン。そういえば世之介も走ってた。


ラストシーンがお気に入りの映画はいい映画。そんな確信が生まれた。


明日は、悼む人から3回目のきみはいい子行ってきます。


今週の土曜日、TBSラジオの宇多丸さんの映画のコーナーで取り上げられます。

興味のある方はぜひ。

こんにちは!凪です。
私は横浜の初日舞台挨拶に行って来ました。初舞台挨拶、そして初の生高良健吾です!前から三番目の席を取ったのですが、首がキツかったですね、映画ちゃんと集中して見られるかな?と思いましたが首のキツさを忘れるほどとてもいい映画でしたね。
舞台挨拶は映画後でしたが、
初めての生高良君はとてもカッコよくてとても可愛かったです。
トークで一回、シーンとなる時もありましたが役について一所懸命に話している姿はとてもカッコよくて、その笑顔はとても可愛かったです。

>meさん

抱きしめることですべてが解決とは私も思いませんが
相手が体温があって生身の人間だと気付く瞬間にはなると思います
この映画、そういう気づきがあちこちにちりばめられていますよね

私もエンディングが良いのは心に残ります
私の場合、笑顔のエンディング方式ってのがありまして
高良健吾が笑ってエンディングを迎える作品は大好きになります
おにいちゃんもだし、世之介もだし、武士こんもだし
エンディングって大事ですよね

悼む人といい子、どちらも今年のメガヒットですね、健吾ファンとしてはw

あ、シネリーブル神戸に行ってきます☆


>凪さん

初めての高良健吾はステキだったでしょうね
トークでシーンとなりましたかw
でも、彼はずいぶんとトークも上手になりましたよね
上手にって表現はちょっと違うかもしれないけれど
それまでは、何を言うんだろう?とハラハラしていましたが
今は落ち着いて彼の発言を聞いていられます
プロ意識がしっかりとしたのだと思います

どんなに立派な受け答えをしても、かわいくてたまりませんね

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